D-boxの主な効果
D-boxの主な特徴
- セメント他一切の固化材を使用しないため、環境に優しい。
- D-boxは完全に水を通すため、土中に敷設した際に地下環境に影響を与えない。
- D-boxは基本的に土粒子を包み込むだけなので、CO2の排出量を軽減出来る(当協会比)。
- 地盤補強と振動低減を同時に実現するため、コストパフォーマンスに優れる。
- D-box-SSは、ガイドゲージにより正確な寸法にて施工出来る他、D-box敷設後に中詰材を投入出来るため、袋の劣化を最小限に抑え作業も効率的。
- D-box-LSは、形状を維持したままでの一本吊りによる移動と正確な敷設が可能なため、作業の大幅な効率化が可能。
- 基本的には表層改良による施工のため、地盤補強を効率的に施工することが出来る。
- D-boxを敷設した周辺地盤の強度を上げることが出来る。
D-boxの基本的な強度原理
袋に土を入れ上から荷重を加えると、袋が扁平し伸ばされる為、袋全体に張力が発生します。
その結果、土の粒子が内側に押し付けられ、土粒子聞に摩擦力が生じます。この張力を付加応力として発生した粒子聞の摩擦力という「のり」が、D-boxの基本的な強度の源なのです。
D-boxの内部拘束効果
各種D-boxの内部には、拘束効果を高め、振動低減効果や点荷重などに対する強度増加を実現するための拘束具が設置されています。
製品紹介
D-boxには吊上げ式の大型タイプ(LS)と連結式の小型タイプ(SS)があります
D-box LS100/LS150
(つり上げ設置タイプ)
D-box-SS シリーズは、住宅や小規模な構造物、重機などの入らない現場などの使用に適した、地盤補強と振動低減を同時に実現する製品です。
- LSは中央に突起したリフトバンドを持ち上げると、それに連動したトラスパンドが袋の張力に加え中詰材料に強力な圧縮力をかけて個化させます。これにより形状を維持したままでの吊り上げが可能となっています。
- 形状を保持したまま一本吊りでの移動敷設が可能なため、施工効率の大幅なアップを実現しました。
- 上面が完全に開くため、中詰材の投入が効率的に行える他、マジックテープを使った袋の開閉も簡単に行う事が出来ます。
- 内部に設けられた トラスパンドの内部拘束効果により、中詰材を効率的に拘束固化出来るため、より効果的な振動低減効果と強度増加を実現します。
※作業効率は落ちますが、重機の入らない小規模な現場で手作業での投入も可能です。
製品 | 施工寸法 | 中詰材の投入容量 |
---|---|---|
D-box LS100 | W1000×D1000×H250 | 0.25m3 |
D-box LS150 | W1500×D1500 | 1.0m3 |
D-box SS45/SS90
(連結タイプ)
D-box-LS シリーズは、道路、造成工事、倉庫や仮設部などの大規模な工事に適した地盤補強と振動低減を効果的かつ効率的に実現出来る製品です。
- D-box内にセットされているガイドゲージにより、正確な寸法で敷設出来ます。
- 敷設後中詰材料を上部から投入出来るため、作業の効率化が可能になる他、 袋の劣化も最小限に抑える事が出来ます。
- ガイドゲージの内部拘束効果により、効果的な振動低減効果と強度増加を実現します。
- 付属のロックジョイントを使い水平2方向を完全接続出来るため、小型の弱点であった点荷重に対する荷重分散効果が飛躍的にアップします。
製品 | 施工寸法 | 中詰材の投入容量 |
---|---|---|
D-box SS45 | W450×D450×H100 | 0.0203m3 |
D-box SS90 | W900×D900×H 100 | 0.081m3 |