01地盤補強

各種地盤(粘性地盤、液状化地盤)の補強を、表層改良により実現します。
袋の張力と内部拘束効果により、セメント系固化剤を使用する事無く優れた強度を発揮します(六価クロムを出しません)
大きな減振効果を持ち、地盤補強と振動低減を同時に実現します。

沈下抑制のメカニズム1
せん断抵抗

沈下抑制のメカニズム2
局所圧密効果

02 振動の低減

内部拘束効果により、より効率的な振動減衰が可能です。
強度を出しながら透水性を有すため、土中環境の影響を最小限にします。

振動低減のメカニズム

外部より振動が入力されると、ごく微量ですがD-boxに変形が生じます。この時、D-box内部の固化している粒子が動こうとするため、更なる摩擦力が発生します。
つまり、D-boxは振動エネルギーを摩擦エネルギーに変換する事により、入力された振動を弱めているのです。

周波数特性の比較

03 液状化防止

液状化防止に強い工法

極端な軟弱地盤や沼地など、これまで困難とされていた地盤の補強をD-boxだけで地盤そのものを強化することが出来ます。

D-boxの耐液状化効果

液状化地盤での施工例

液状化による道路陥没の復旧工
愛知県L型擁壁下部の液状化対策

04 凍上防止

砕石を入れたD-boxは、中詰め粒子が大き粒子間の隙間も大きなため、 水が毛管上昇しません。したがって、水の補給がないので凍上することがありません。寒冷地での凍上防止効果あり。

05 地震動の低減

振動を低減し吸収する機能を兼ね備え地震による揺れを抑えることが出来る。道路、鉄道、工場、工事現場、機械類などの環境振動や交通振動による振動にも効果的 。

交通振動や地震動のエネルギーを、目に見えない微小な袋の伸縮によって中詰め土の粒子間の摩擦熱エネルギーとして消滅される

一般住宅地盤補強工事

振動低減の施工例

D-box工法による道路交通振動の対策工事例

福島県 地震後の墓石状態とD-boxが敷設された墓石の比較